函館おしま病院Top pageへ

ホスピスって、高いお金がかかる?

 まず、ホスピス入院は包括医療ですので、どんな薬を使っても、どんな検査をしても、自己負担額は一定以上かかることはありません。差額室料などを除いた1ヶ月の医療費は3割負担の方で約43万円かかりますが、限度額適用認定証の提示があると一般世帯で約9万円の自己負担額となります。尚、入院期間・所得状況により自己負担額は異なります。

 このように他の病院に入院した場合と変わらぬ制度を利用できます。後期高齢者医療制度対象の方はさらに負担が限られますし、生活保護を受けている方も入院可能です。

 ただし、当院の場合には20室(20床)のうち、10室は差額室料がありませんが、残りの10室(特別室)は個室料金を設定しております。

 

 

ホスピスでは何も治療しない?

 抗がん剤治療などの、癌の治癒を目指すような治療は行いません。

安定した状態を維持するためのホルモン療法については、デメリットが無ければ継続することもあり得ます。

胸水や腹水穿刺、輸血、抗生剤投与、高カロリー輸液、などは、その行為が、本人や家族も希望し、明らかに苦痛緩和やQOL向上に繋がるのであれば、積極的に行います。その場合は、本人の意思を尊重しチームでも十分に検討し判断して行います。

 

告知していなければ入れない?

 告知していることが絶対条件ではありません。即ち、告知されていない方でも入院可能です。

残念ながら、多くの方はホスピスに入院した後も病状が悪化していきます。それに伴い、少しずつ食事摂取量が落ち、体力が衰え、身の回りのこともできなくなります。もし真実を知らずに、病気が治る期待を持ち続けていますと、頑張れば頑張るほどその思いは空回りしてしまい、大変辛い思いをされることになります。また、真実を隠すばかりに、家族ならではの心と心の通い合うコミュニケーションが困難となってしまうことも多いです。

 最後まで自分らしく、質の高い時間を過ごしていただけるためにも、入院後は本人のこころの動きを見ながら、場合によっては告知させていただくこともあります。もちろん、その場合はご家族とも十分に話し合います。

 

ホスピスは長期療養するような施設?

 残念ながら、未だに療養型病床と同じように理解されていたり、もっと極端な場合には、医師や看護師が居ないか、手薄な施設であると思われている方もいらっしゃいます。ちなみに、全国ホスピス・緩和ケア病棟の平均在院日数は約43日で、当院の場合もほぼ全国平均と同じです。月によっては30日程度ということもあります。

 残念ながら、現在のキャパシティでは、長期入院については受け入れられない場合が多いです。時間がより限られている場合(概ね2ヶ月以内)や、症状コントロールが早急に必要な方をどうしても優先的に受け入れる必要性があるためです。

 また、入院後、病状が安定したり、当初の予測より長期入院となる可能性がある場合には、在宅療養へ戻ることをお勧めしています。なお、看護師の配置は一般急性期病院で最も多い配置数とされている基準が義務付けられていることも付け加えておきます。

 

ホスピスへ入院するにはどのような手続きが必要ですか?

 病院に入院されている方の場合、担当医や医療相談員などからホスピスを勧められる場合があります。この場合、まず、ご家族の方に来院していただき(事前連絡必要)、当院医療相談員より今までの経過をお聞きしたり、ホスピスの説明や病棟案内を致します。その上で、ホスピスへの入院を希望される場合には、担当医から診療情報提供書を頂きました上で、入院判定会議を行い、最終的なお返事をすることとなっています。入院の時期は、申し込みの順番どおりでは無く、患者さまの病状も考慮して決定します。

 在宅で療養中の方の場合にも、まず医療相談員にご連絡くだされば、同じような手順で進みます。いずれの場合にも、最終的には本人の意思が最優先されます。告知されている方の場合には、当院が「ホスピス/緩和ケア病棟」であること、さらに、行われるケアの内容を十分に理解していただいた上で入院されるようお願いしています。

 

 

 

ホスピス Q&A

Copyright© 2017 HAKODATE OSHIMA HOSPITAL

函館おしま病院Top pageへ