理念など
抑制廃止宣言
2024/02/14
私たちは、ホスピスの心を持ち、お互いに一人の人間として関わるという理念のもとに、「抑制廃止」を宣言いたします。
・抑制とは何かを常に考えます。
・いずれの抑制をも否定します。
・継続するため、いつでも院内を公開いたします。
・抑制廃止を地域に広げるよう努力します。
身体拘束(抑制)禁止の対象となる具体的な行為について
・徘徊しないように、車椅子やいす、ベッドに体幹や四肢をひも等で縛る。
・転落しないように、ベッドに体幹や四肢をひも等で縛る。
・自分でおりられないように、ベッドを柵(サイドレール)で囲む。
・点滴・経管栄養等の管を抜かないように、四肢をひも等で縛る。
・点滴・経管栄養等の管を抜かないように、または皮膚をかきむしらないように手指の機能を制限するミトン型の手袋等をつける。
・車椅子やいすからずり落ちたり、立ち上がらないように、Y字型抑制帯や腰ベルト、車椅子テーブルをつける。
・立ち上がる能力のある人の立ち上がりを妨げるような椅子を使用する。
・脱衣やおむつはずしを制限するために、介護衣(つなぎ服)を着せる。
・他人の迷惑行為を防ぐためにベッドなどに体幹や四肢をひも等で縛る。
・行為を落ち着かせるために、向精神薬を過剰に服薬させる。
・自分の意思で開けることができない居室等に隔離する。
身体拘束(抑制)ではないが、回避すべき事項
・自分の意思で開けることができない居室等に隔離する。
・言葉による制限をする。
(転倒転落などの危険が予測されるために、ベッドからうごかないようにと言葉で行動を制限する)
・高齢者への虐待行為をする。